手弁当・支援活動
私の政治活動の大原則は、自前の資金で活動するということである。
支援活動は、直接の当事者に対するものよりも、周辺の人々に対しての根回しからはじまる。
年初の、千代田区長選挙では、支援を決めたのは、昨年の夏で、時々、区長に会いながら、意思を確認し、さぐりつつ、また、周辺の情報を取りながら、私の判断で、勝手に、少しづつ根回しをしていった。
(このようなことを恥を忍んで、敢えて記すのは、私の余命が定まったからである。スタンドプレイをするだけの阿呆とだけ思われて、癪に障るというか、寝覚めが悪いからでもある。私にわざわざ、その点を伝えに来る馬鹿もいたし。)
根回しの範囲はきりがないが、労組の連合体、宗教団体、各種業界団体、出身官庁、知人・友人、等々である。
会いに行けば、手ぶらで行けない。食事をすることもある。酒席を設定することもある。一応、一流のところで会う。
当然、選挙違反にならない範囲でのことである。
1,2回で済むことはない。
昨年は、2週間に1回の間隔で、抗癌剤治療を受けたので、忙しかった。
行くとなれば、私の東京での宿舎、車、運転手・ボディガード、が必要で、物入りである。
選挙の公示後は、ぐっと人に会う密度は濃くなるが、金銭を使うことはない。自分の経費だけだが、今回は、妻の滞在経費が、上乗せされた訳だ。
勝って、良かった。本当に良かった。
だからと言って、恩着せがましいつもりは微塵もない。
好きでやっているのだ。
但し、悠久の大義を規範として、だ。
御先祖たちは、道楽者め、と、思っているであろう。